私なりに難しい言葉は無しで実体験をもとにして簡単に育児休業を取得するまでの流れも紹介しますので最後まで見ていってくださいね。
育休の制度について
まずは現在の育休制度にある「産後パパ育休」と「育児休業」の違いについて項目ごとに見ていきましょう。
育休制度の違いとホンネ
産後パパ育休 | 育児休業 | のほほんパパのホンネ | |
---|---|---|---|
取得できる期間 | 子の出生時8週間以内に4週間まで取得可能 | 原則子が1歳(2歳)まで | 取得できる期間は制度で異なり、出生時すぐは「産後パパ育休」を取得することが想定される。 |
分割取得 | 上記の4週間のうち2回に分割し取得できる(初めにまとめて申し出が必要) | 2回に分割し取得できる(取得の際にそれぞれ申し出が必要) | 分割で取得できる回数は同じ。早めに計画を立て下記の申出期限も意識する必要があり大変。 |
申出期限 | (原則)休業の2週間前まで | (原則)1ヶ月前まで | 「産後パパ育休」の場合は計画分娩でない限り、いつ出産位なるかわからない状態で「産後パパ育休」の申し出が必要。申し出の後、期間の変更等を行えると思われるので職場に相談するのが良い。 |
休業中の就業 | 労使協定を締結している場合に限り労働者が合意した範囲で休業中に就業可能 | 原則就業不可 | 職場によるので個人的にはなるが「産後パパ育休」中であっても就労しなくて良い方法を職場内で話し合っておく方がママは安心できると思う。 |
「育児休業」に限り1歳以降の延長取得や再取得が認められる場合がある。 |
※厚生労働省資料一部抜粋
私自身も苦労しましたが、何よりも育休を取得するためには早めに計画を立てて職場と打ち合わせを行うことが望ましいです。後ほど解説しますが、私の場合、社会保険料免除を受けることを意識した取得日の設定と職場にもよりますが年休を組み合わせる方法を取りました。
<体験談>育休を取得するまで
育休の取得率が上がっているといったニュースは最近よく耳にしますが本当にそうなのでしょうか。例えば育休を1日でも取得すれば取得したものとされ会社としての取得率自体は上がっているのかもしれません。正直言ってママや子にとっては大した助けになっておらずパパ自身も申し訳ないなと感じている人も少なくないかと思います。
私の職場はというと、これまで育休を取得する人はほとんどいませんでした。育休を「3日取得した」と自慢げに話す先輩がいるような始末です。
そのせいもあって、最初は非常に気まずい思いをしたのを覚えています。色々ありましたが、今は育休を取ってママと家事と育児を頑張っています。それでは妊娠発覚後から育休取得までの流れを振り返っていきましょう。
職場データ
事務系のお仕事
上司(40代男性、高校生の息子いる)/先輩(50代女性2名、どちらも子どもはなし)/後輩(20代女性2名、どちらも独身)/私(入職7年目)
11月〜3月末までが特に繁忙期
まず妊娠が発覚してから何ヶ月間は職場にも言わず、私たちは安定期(妊娠発覚から2ヶ月)を過ぎたあたりから職場の上司と身近な同僚だけに伝えました。
パパはママとよく話し合い「いつごろ話すか」を予め打ち合わせしておきましょう。決して嬉しさのあまり先走って色んな方面に言ってしまうと大変なことになりかねないので要注意です。
産院で妊娠が発覚した日から逆算して出産予定日が決まりました。
ここで重要なのは、この出産予定日以降に「産後パパ育休」の予定を組むことができる点です。
申請後に変更や取り消しが可能ですが、パパの場合は育休扱いなので出生日以降が対象になるようです。
ただこの時点では出産予定日まで半年以上も先でしたので計画はまだ立てていません。本格的に立て始めたのは、妊娠後期に入る頃(4月末)にママと話し合いました。正直なところ、この時期が良かったかどうかはわかりませんが遅いよりは良かったかと思います。
まずは産後パパ育休の取得に向けて動きます
計画はできたので、
「育休を取得したい日程」と「その期間中の仕事をどうするのか」を上司と面談し話し合いました。上司はそこそこ理解があるので問題はありません。
私の場合気掛かりだったのは、先輩Kが一番のベテランが私にとって非常に厄介な存在でした。
先輩Kは何かとムキになって怒りっぽく、仕事を囲い込むタイプの方です。
そんな先輩Kさんとは仕事柄一緒に仕事をすることが多くあります。
上司は快く育休を認めてくれましたが先輩Kは直接的な言葉はないですが明らかに態度がおかしく、それを無視する日々が続きました。
気まずい思いをした原因をここにきてようやく理解します
私の1番の失態は、その先輩Kに事前に相談せず上司に相談したことだったようです。
先輩Kから育休期間について聞かれて初めて私の口から「どのくらいお休むをもらうのか」など話しました。正直なところ育休は権利なので全く負い目はないはずですが、私に対する聞き方は冷たく感じることはしばしば。これが現実かと痛感しました。
ちなみに上司も快く休みを取らせてくれたのですが、「期間が長い」と言われ若干反応が良くなかったのを覚えています。
産後パパ育休の申請期限の2週間を意識し職場に提出
実はまだ職場に対して提出していませんでした。
本当に仕事を休んで先輩Kから色々と言われるのではないか等を考えていました。4月末に計画を立てましたが結果的には6月末頃に「産後パパ育休」を提出しました。
職場で初めて「産後パパ育休」を申請したのが私のようで少し手間取っておられました。
結果的に産後パパ育休を7月22日〜7月31日(1回目)と8月27日〜9月13日(2回目)まで取得することができました。
育児休業は先ほどの産後パパ育休が取得できたことで勢い付き9月23日〜9月30日(1回目)と10月14日〜10月31日で取得することがきました。
育児休業期間中の給与は基本的にありません。政府が行っている育児休業給付金によって賄われています。実情や詳細については近日コラムでアップしていきます。